2012年11月27日

アウトレイジビヨンド


鑑賞映画館:MOVIXココエあまがさき
シアター7
鑑賞日時:11月1日
評価:B+

原題:アウトレイジビヨンド
製作:2012年 日本
監督:北野武
出演:
ビートたけし
西田敏行
三浦友和
加瀬亮
小日向文世

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※ネタバレを含む場合があります。

この映画はビートたけし……北野武と呼ぶべきでしょうか、監督と主演で製作されたヤクザ映画「アウトレイジ」の続編で、獄中で刺され死んだと思われていたたけし扮する大友とを中心に、前作ラストでかなり汚い手法で山王会の実権を握った加藤、そして山王会内部のゴタゴタを利用して関西から関東に進出を狙う花菱組を中心に話が展開していきます。

割とよくまとまった良作だということは間違いないものの、正直言って前作で終わっておけば良かったのではと思えてしまうほど蛇足感が漂う作品です。

前作は山王会という一つの組織内での諍いを元にした権力争いが主に描かれ、その中で必ずしも時代に合っていない武闘派ヤクザの生き様と死に様を見せつけていました。
結果的に、ラストでは完全に巻き込まれてしまっていただけの大友率いる大友組はほぼ全員粛清され、大友本人も獄中でかつての仇に刺されて死亡するという、酷い話ではあっても綺麗にまとまった筋書きになっていました。

しかし、今作はその続編ということで大友を生き返らせてしまい、さらに刺したはずの仇とは仲良くなりいっしょに山王会に復讐しよう、そのためには関西のヤクザと手を組もうという、それはどうなんだという話が展開されます。

ヤクザから足を洗いたくて仕方がないが、いまさら他の生き方もできないという不器用な生き様を描いていることは悪くはないのですが、やはり綺麗にまとまった前作から無理やりに作った続編という感は否めませんし、組織間の抗争という形でわかりやすい図式にはなったものの前作で展開されていた裏の裏をかくような非情な権力争いと、それに否応なく巻き込まれていく主人公という話からは見劣りすることは否定できません。

それと、これは前作でも感じたのですが、たけしの演技があまりヤクザ映画には向いていない感じで、他の役者さんがかなり迫力のある演技をしているのに対し、主役のはずのたけし=大友だけ何かコントをやってるような軽さをが否めません。

全体の演出やストーリーは決して悪くないだけに、続編を作るのであればたけし本人は主役から降りて監督に専念し、大友組に関係した誰かを主役として使うことで世界観を前作から引き継いだ形で作った方が良かったのでは、そう思えてなりません。





posted by lasta at 01:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月19日

マクロスFB7 オレノウタヲキケ!


鑑賞映画館:なんばパークスシネマ
シアター7
鑑賞日時:10月21日
評価:C+

原題:マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!
製作:2012年 日本
監督:アミノテツロ
出演:
小西克幸
遠藤綾
中島愛
神奈延年

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※ネタバレを含む場合があります。

マクロスといえばミリタリー色の強いSFロボットアニメとアイドルの歌を組み合わせるという異色作でありながら、その作りこまれた世界観や圧倒的なカタルシス等が人気を博し現在まで30年も続いているシリーズです。
この映画はこのマクロスシリーズ30周年記念作品として企画された映画で、シリーズの中でも最新シリーズであるマクロスF(フロンティア)と1994年に放送されたマクロス7のコラボとなっている作品です。

先に言ってしまいます。
かなり酷い作品です。
コラボ作品ということであれば、やはり両作品のキャラ同士の絡みや、両作品の良さを利用した面白いストーリー展開を期待するものです。
しかしこの作品にはそんなものはありません。
マクロスFのメンバーがみんなでマクロス7のビデオを見るというそれだけのもので、コラボという言葉を使うことすら躊躇われる代物なのです。

過去の作品であるマクロス7を紹介するという意味合いが強いと思えばそれもアリではあるのでしょうが、しかしその立場をとったとしてもそれはそれでマクロス7のパートがあまりにも適当な編集… ストーリーも何もあったものじゃなく本当にランダムに映像を拾ってるとしか思えないような代物ですし、映像も演出もマクロスFパートと比較すればかなり落ちるのは否めず、いったい誰に対してアピールしているのだろうと逆に考えてしまう程度のものしかありません。

さらにマクロスFのパートも、ビデオを見て何か重要なことをつかむなり何なりといったカタルシスが展開されているならまだしも、本当にただ謎のビデオを見ているばかりでどうでもいい話しかでてこず、唐突にライブをやって終わりです。

そのライブにバサラが飛び入りで… といったことでもあれば盛り上がれるのですが、そんなこともなく、本当にマクロスFのメンバーがマクロス7のビデオを見るだけで終わってしまいました。
見所も特に無く、敢えて言えばFIREBOMBERの歌が今でも十分に通用するくらいにかっこいいものだということくらいでしょうか。

なんと言いますか、旧作の総集編を見せるということを主眼にし、現代の馴染みのあるキャラにその解説をさせるというのは有効な手段ではあるでしょう。
しかしそれでは旧作の宣伝広告を有料で見せているに過ぎません。
この映画もマクロス7BDBOXの販促用という噂がありますし、それを否定する材料は全くありません。
しかし、そんな映画をコラボ作品として大きく宣伝するのはいかがなものでしょうか。
何か制作サイドの営業方針に大きな疑問を持たざるを得ません。





posted by lasta at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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