2010年05月12日

サマーウォーズ

鑑賞映画館:DVD
鑑賞日時:4月30日
評価:A-

原題:サマーウォーズ
製作:2009年 日本
監督:細田守
出演:神木隆之介 桜庭ななみ 谷村美月 富司純子 

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※ネタバレを含む場合があります。

この映画は「オズ」と呼ばれるセカンドライフのような仮想世界が社会の隅々にまで浸透した近未来世界で、田舎の大家族の集会に参加することになった主人公が、そこに集う人たちとともに「世界を救う」ために戦うことになってしまう話です。

なんといいますか、こういうのもアリかと思わせる映画ではあります。

話としては偶然その場に居合わせた面々が共通の敵と戦うために立ち上がるという、どうしようもないほどによくある話で、ストーリー的な膨らみもほとんどありません。ただただ田舎の旧家に集う大家族と仮想世界における戦いという対称的な構造を見せていくだけです。
サイバーテロの犯人探しのような面白くできそうな要素もいくらでも転がっていながら、それらに焦点が当てられることもあまりなく、結局は単純な話として進行していきます。
しかしながら、そうであるが故のわかりやすさとカタルシスにつなげることができているわけです。

描写のひとつひとつも大げさすぎるくらい大げさですし、一見リアリティ溢れるように見える世界観もよく考えると設定が甘すぎてリアリティなどありはしません。しかし、このありえない世界観もギャグになる一歩手前できちんとまとめられているため、作品の質を高める悪くないアクセントとして使われ続けるのです。
田舎の大家族と高度にシステム化された仮想世界という二つの世界を行き来する構造も、ひとつ間違えば違和感の多いどうしようもないものになったのでしょうが、この作品に関しては綺麗にまとめられていて、監督の力量を感じさせるものになっています。

というわけで、悪くない作品です。
少なくとも「面白い」と感じられる域には達している作品です。

まぁ、古き良きナントカが好きな人たちが愛する地縁や血縁や人脈といった必ずしも目的を共有しないつながりに限界があり、目的を共有するつながりになってはじめて大きな力を得るという筋書きをどう思うかというのは、人それぞれかもしれませんが。

posted by lasta at 14:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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