2010年11月21日

ソルト


鑑賞映画館:TOHOシネマズ梅田 シアター6
鑑賞日時:8月27日
評価:B

原題:Salt
製作:2010年 アメリカ
監督:フィリップ・ノイス
出演:アンジェリーナ・ジョリー リーヴ・シュレイバー キウェテル・イジョフォー ダニエル・オルブリフスキー アンドレ・ブラウアー

映画生活 goo映画






※ネタバレを含む場合があります。


この映画は、現役の女性CIA工作員が、ロシア大統領暗殺のために潜入したスパイだと名指しされることからはじまるスパイアクション映画です。

はっきり言って、ストーリーは無茶苦茶です。
驚きの展開と言えば聞こえはいいのですが、観客を驚かせたらそれでいいとでも言わんばかりの唐突で行き当たりばったりな展開が延々続きますし、突っ込みどころも笑えるくらい多いです。
そもそもいまだにアメリカと敵対しているロシアとのスパイ戦という、70年代か80年代の映画のような設定です。
とにかく観客を裏切ることだけを狙ったような展開は最後まで続き、いかにも続編が作られますというような唐突なラストで終わります。
はっきり言って、何が言いたかったんだというくらいの無茶苦茶な話です。

おそらく、この映画は真面目に見るような映画ではなく、ただアンジェリーナ・ジョディのアクションを見れればそれでいいという映画なのでしょう。
スパイものやポリティカルサスペンス的な味付けは、全てただの付けたしに過ぎないのでしょう。
そう思えば十分に及第点を付けられる映画だとは言えます。

思わせぶりな予告編からすれば、思い切り肩すかしを食らった感は否定できませんし、もう少しまとまりのある作りにできなかったのかと思わないでもないですが。

posted by lasta at 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

サマーウォーズ

鑑賞映画館:DVD
鑑賞日時:4月30日
評価:A-

原題:サマーウォーズ
製作:2009年 日本
監督:細田守
出演:神木隆之介 桜庭ななみ 谷村美月 富司純子 

映画生活 goo映画






※ネタバレを含む場合があります。

この映画は「オズ」と呼ばれるセカンドライフのような仮想世界が社会の隅々にまで浸透した近未来世界で、田舎の大家族の集会に参加することになった主人公が、そこに集う人たちとともに「世界を救う」ために戦うことになってしまう話です。

なんといいますか、こういうのもアリかと思わせる映画ではあります。

話としては偶然その場に居合わせた面々が共通の敵と戦うために立ち上がるという、どうしようもないほどによくある話で、ストーリー的な膨らみもほとんどありません。ただただ田舎の旧家に集う大家族と仮想世界における戦いという対称的な構造を見せていくだけです。
サイバーテロの犯人探しのような面白くできそうな要素もいくらでも転がっていながら、それらに焦点が当てられることもあまりなく、結局は単純な話として進行していきます。
しかしながら、そうであるが故のわかりやすさとカタルシスにつなげることができているわけです。

描写のひとつひとつも大げさすぎるくらい大げさですし、一見リアリティ溢れるように見える世界観もよく考えると設定が甘すぎてリアリティなどありはしません。しかし、このありえない世界観もギャグになる一歩手前できちんとまとめられているため、作品の質を高める悪くないアクセントとして使われ続けるのです。
田舎の大家族と高度にシステム化された仮想世界という二つの世界を行き来する構造も、ひとつ間違えば違和感の多いどうしようもないものになったのでしょうが、この作品に関しては綺麗にまとめられていて、監督の力量を感じさせるものになっています。

というわけで、悪くない作品です。
少なくとも「面白い」と感じられる域には達している作品です。

まぁ、古き良きナントカが好きな人たちが愛する地縁や血縁や人脈といった必ずしも目的を共有しないつながりに限界があり、目的を共有するつながりになってはじめて大きな力を得るという筋書きをどう思うかというのは、人それぞれかもしれませんが。

posted by lasta at 14:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。