2012年11月27日

のぼうの城


鑑賞映画館:TOHOシネマズ伊丹
シアター4
鑑賞日時:11月16日
評価:A-

原題:のぼうの城
製作:2012年 日本
監督:
犬童一心
樋口真嗣
出演:
野村萬斎
佐藤浩市
成宮寛貴
山口智充
榮倉奈々
上地雄輔
山田孝之

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※ネタバレを含む場合があります。

この映画は豊臣秀吉の小田原攻め時に、石田三成率いる数万の軍勢に攻め寄られながら小田原城が落ちるまで落城しなかった忍城の史実を元に大幅に脚色された戦国絵巻的な作品です。

まぁ普通に面白い映画と言えます。
全体にリアリティはあまりなく、むしろ大げさでありえない描写が続きますが、それも含めて許せてしまう変な説得力と緩さを持った映画だと感じます。
たった一騎で数十人を押し返してしまったりとか、突然一騎打ちが始まったり、はたまたただ水が溜まっていくだけのはずの水攻めが物凄いことになっていたりなど、戦国時代の映画というよりも三国志演義の映画のような大らかさすら感じてしまうくらいで、まぁこういうのもアリかと思わせてくれます。

こういう映画にはあまり色々言う気はしません。
細かいところをつっこみ始めたらキリが無いのは確かですし、これを大傑作映画と褒め称える気もありませんが、まぁこんなのもアリだなとは思わせてくれる普通に面白い映画だと感じました。





posted by lasta at 19:31 | Comment(0) | TrackBack(3) | な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月01日

ネイビー・シールズ

鑑賞映画館:TOHOシネマズ梅田
シアター6
鑑賞日時:7月1日
評価:B

原題:Act of Valor
製作:2012年 アメリカ
監督:
マイク・マッコイ
スコット・ウォー
出演:
ロセリン・サンチェス
ジェイソン・コットル
アレックス・ヴィードフ
ネストール・セラノ
エミリオ・リヴェラ

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※ネタバレを含む場合があります。

この映画は米海軍の特殊部隊SEALsを題材にした映画で、米海軍の全面協力のもと、艦船や装備品、果ては主人公を含む隊員達に至るまで本物だということが非常に大きな特色の映画です。
ネイビーシールズといえばチャーリー・シーン主演の同名のアクション映画がありましたが、こちらとは同じSEALsを題材にしているだけで直接の関係はないようです。

確かに見どころは多い映画です。
何といってもすべて本物と言うだけあって、潜入用の潜水艇や偵察用UAVのようにそんなものまで見せていいのかと心配になるような特殊装備まで当たり前のように画面に出てきますし、隊員達の動きや戦術等も嘘くさいところがほとんどなく、普通の戦争映画とは別次元の説得力を持つものになっています。
資料的な価値も非常に高いと言え、こちら方面に興味がある人は絶対に見ておいた方がいいとすら言えるでしょう。
ですが、非常に残念なことに、娯楽映画として見た場合あまり面白くないのです。

ストーリー的には特別何が悪いというようなものではないのですが、逆に言えばあくまでアクションシーンのための舞台づくり以上のものも感じられず、特別いいと感じられるようなものはありません。
演じているのが俳優としては素人にすぎない軍人であり、特に演技をしなくていい軍人としての活動の部分以外はあまり多くを望めないということもあるのでしょうが、全体にアクションシーン以外はかなりあっさりとしか描かれておらず、あまり心に残らないものにしかなりえていないのがこの映画の非常に大きな限界になってしまっている感じです。葬式から続くラストのしんみりしたシーンですらろくに心に響かない程度のあっさりしたものになってしまっているのです。

リアルさが売りのアクションシーンも、そうであるが故に映画的な「見せる」場面作りやケレン味に欠けていますし、前半の人質奪回のアクションシーン…特にボートからミニガンを掃射する場面の迫力がありすぎて、それより後のアクションシーンがかなり地味で退屈なものに感じられてしまうのが非常に残念です。
因みにこのアクションシーンはFPSを意識した画面作りになっているために見ていて酔いやすく、そして戦闘中に響き続ける銃撃の単調な音もあいまって、かなり厳しい戦闘をやっているはずなのに眠くなるという不思議なものでした。

全体としては、あくまでSEALsの活動やそこに所属する人の実像を見せるという広報のための映画であり、それ以上でもそれ以下でもない感じです。
これならば、細かい解説を入れながら様々な装備や戦術を紹介しつつ、ところどころでテロリストなり何なり相手の戦闘を想定した寸劇的なアクションシーンを挿入するという形式のドキュメンタリーとしてまとめた方がよかったのではと思えてしまいます。

戦争映画で考証も何もないデタラメな作品では興醒めしてしまうという部分は確かにあり、映画の良さを崩さない範囲での正確な描写を求めることが多いのも当然と言えば当然ではあるのですが、逆にリアルであれば面白い映画になるとは限らないという意味で、一つの悪例になってしまった映画かなと思います。





posted by lasta at 08:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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