2009年05月27日

ナイト・オブ・ザ・スカイ

ナイト・オブ・ザ・スカイ [DVD]鑑賞映画館:DVD
鑑賞日時:5月26日
評価:B

原題:LES CHEVALIERS DU CIEL
製作:2005年 フランス
監督:ジェラール・ピレス
出演:ブノワ・マジメル クロヴィス・コルニアック ジェラルディン・ペラス アリス・タグリオーニ フィリップ・トレトン

映画生活 goo映画





※ネタバレを含む場合があります。

この映画はいわゆる空戦アクションもので、アメリカ製が多い空戦アクションものの中でフランス制作という珍しい作品です。

フランス空軍全面協力のかなり気合が入った制作だったらしく、空撮シーンは素晴らしいの一言です。
ミラージュ2000という日本ではまずお目にかかれない機体を存分に味わうことができますし、練習機のアルファジェットもいいところで登場します。アクロチームのパトロイユドフランスやAWACSなどもしっかり出てきます。
ラファールが出ないことが不満と言えば不満ですが、それ以外のフランス空軍のおいしいところは全部出したような作品です。
本当に素晴らしいできです。

…が、映画としてそれで終わってしまっている感じです。
確かにアクション系の映画は、アクションを見せることが主体でストーリーは二の次ということが多いのですが、この作品はその中でもかなりひどく、思わせぶりなストーリーを作ろうとしてはみたものの、唐突な展開でかえってグダグダになってしまった感じです。
今さら「トップガン」や「アイアンイーグル」のパロディは作りたくなかったということかもしれませんし、外部の敵ではない軍内部に浸透しているテロリストという設定自体は悪くないとは思います。
しかしサスペンス的な面白さを出そうとするなら、テロリストも、それにまつわる人たちも、証拠をつかんでいく作業も、追いつめる作業も、もっと丁寧に描いていく必要があるでしょう。
それらがおざなりになっているため、わかったようなわからないような説明だけで場面が変わっていくだけというような、非常にわかりにくいものになってしまっていて、結局空戦シーンを見るだけの映画になってしまっているのです。

というわけで、はっきり言って映画としては微妙です。
とはいえ、空撮シーンに関しては本当にすばらしいものがあり、クライマックスのパリ上空のシーンは航空ファン必見のものと言ってもいいくらいのもので、空撮ビデオだと割り切って見るなら価値はあるのではないでしょうか。

それと、iPODで音楽を聴いてたパイロットって、やっぱりアイアンイーグルへのオマージュですよね?

posted by lasta at 10:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 2-Disc・スペシャル・エディション鑑賞映画館:DVD
鑑賞日時:4月17日
評価:A-

原題:The Chronicles of Narnia: Prince Caspian
製作:2008年 アメリカ
監督:アンドリュー・アダムソン
出演:ベン・バーンズ ウィリアム・モーズリー アナ・ポップルウェル スキャンダー・ケインズ ジョージー・ヘンリー リーアム・ニーソン

映画生活 goo映画





※ネタバレを含む場合があります。

CSルイス著の児童文学「ナルニア国物語」シリーズの2作目です。
前作はずいぶんと酷評したような記憶があるのですが……

すいません。
全部撤回します。
目茶目茶おもしろかったです!

と言いますか、前作が本当に子供向けの童話という感じだったのに対し、今回はもう少し上の世代向けの騎士物語という感じで、ストーリ的にも演出的にもかなり見ごたえがありました。
冒頭から、これナルニア?というくらい緊迫した展開が続きますし、前作との世界観の違いもピーターら4人組の目を通して描かれていくという、かなりよくできた構成です。

描かれているのは悪い臣下に王位を簒奪された王子の話や、決して結ばれることの無い相手との悲恋など、もう何百年も前から使い古されているパターンと言えばパターンなのですが、それはそれだけ人を惹きつける魅力があるから使われているのですし、ナルニアという中世的なファンタジー世界を舞台にした今作ではかなりいい題材になったような感じです。

今作は、故国を追われた王子カスピアンの異国での経験と成長が主なテーマのようですので、前作の主役だった4人組の活躍は若干抑えめではあるのですが、一騎討ちの場面のような見せ場もしっかり作ってありますし、ルーシーが後半のキーパーソンになっていきますし、これはこれでOKでしょう。

他にも誇り高きネズミのリープチープはいい味を出していますし、テルマール人はいかにも悪辣という雰囲気を出すことに成功していますし、戦闘シーンも特に歩兵部隊の迫力がかなりあり、とてもいい感じです。

というわけで、おもしろかったです。
時間が非常に短く感じられました。

劇中でピーターやスーザンのような年長は成長につれてナルニアのような夢を見ていられなくなっていくことが示唆されていますし、もうナルニアには行けないとも言っています。
確かに夢を信じていられるのは子供の特権なのかもしれません……。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛


posted by lasta at 14:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。