2011年03月24日

SP 野望篇

鑑賞映画館:TOHOシネマズなんば
PREMIER
鑑賞日時:1月11日
評価:B-

原題:SP THE MOTION PICTURE 野望篇
製作:2010年 日本
監督:波多野貴文
出演:
岡田准一
真木よう子
松尾諭
神尾佑
堤真一
香川照之


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※ネタバレを含む場合があります。

この映画は特殊能力を持った警視庁の警護(SP)を描いたテレビドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係 」の劇場版で、テレビ版と通算した「EPISODE V」として扱われ、同時に次に公開される「革命編」の前篇としての立場にもなっています。

なんと言いますか、これはどうしたものかと言った感じがあります。
構成的には最初に比較的小さな事件があり、そこでSP面々の紹介をし、後半には革命編へとつながる大きなエピソードが描かれるという流れになっています。
このうち最初の事件に関しては、やや大げさでやりすぎな感はありつつも、予知能力を使ってのテロ対応やその後のアクションなどなかなか見せるものはあり、このシリーズを知らない人にでもこの特殊な世界の「SP」というものを伝えるいいものになっていたとは言えるでしょう。

しかし、その後に展開される革命編へ続くエピソードが何とも収まりが悪いものがあります。
もちろん、前後編の前篇であり、予告編的な意味合いが強いものである以上最終的に話がまとまらず次回へと続く流れになっているのは当然と言えば当然です。
しかし、それぞれのキャラの自己陶酔的な話を聞かされるだけ聞かされたあと、無理やりなアクションシーンを入れただけと言った感が強い作りで、展開もストーリーもデタラメなものとしか思えません。
それでもアクション映画としてのカタルシスに溢れるものならばそれはそれでアリなのですが、これはこれで何とも中途半端なものでしかなく、はっきり言って、次の映画の宣伝には逆効果になるのではとすら思えるほどです。

細かいところを見ると意外に作りこまれてはいることがわかる部分は散見されるのは確かで、警護のプロがかなり監修しているのだろうと想像させられるところは多いのですが、全体がどうにも締まらないものになってしまっている以上、全くの無駄な努力だったのではとすら思ってしまうほどです。

そういう意味で色々な意味で残念な作りの映画で、これなら最初からきちんとした映画を1本作った上で、SP未見の人向けにはテレビでの特集番組などと言った形でフォローしていった方がよかったのではと思えてしまいます。

SP 野望篇
SP 革命篇





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2010年01月20日

2012







※ネタバレを含む場合があります。

2012年はマヤ暦の長周期が一周りすることから、オカルト的な終末論の一つとして人類滅亡の年として噂されることが多い年です。
となれば便乗的に終末論的な映画が製作されるのも必然と言えるわけで、この映画も2012年人類滅亡を題材にして作られた映画の一つということになります。

ストーリー的には一言で言ってしまえば現代版「ノアの箱舟」です。
ただし、現代版ノアの箱舟と言っても、聖書の説話が神の啓示でごく少数の人たちが助かったところが、現代の科学で少数の人たちが助かったという、ある種のアンチテーゼになっているところがハリウッド映画らしいと言えるのかもしれません。
「2012年」に関してもマヤ文明の逸話等への深い言及が特にあるわけではなく、オカルト的な踏み込みもほとんどありません。
あくまで科学的推論の結果として2012年の滅亡が提示されるにすぎないのです。
(ただし、滅亡の過程に神々の指紋やハプグッド教授の地殻移動説が使われているので、わかる人だけはオカルト的楽しみもできたりはします)

また、荒唐無稽なまでにスペクタクルシーンを多用しているところもハリウッド映画らしいですし、デタラメな映画と言っていいほど突っ込みどころが多いところもハリウッド映画らしいと言っていいように思えます。
VFXの出来がかなり良いこともハリウッドの娯楽映画らしいと言えます。例えばビルが壊れるシーンではビルの中にいる人まで描写されているという恐るべき細かさを見せるほどです。
随所で織り成される父と子の家族愛の姿もハリウッド映画らしいと言えます。

つまりはハリウッド的娯楽映画そのものと言える映画なのです。
そう考えれば薄いストーリーやデタラメな展開も気にすることは無いと言えるでしょう。
アトラクションのように物凄い画面を堪能すればそれで良いのですから。

posted by lasta at 13:03 | Comment(0) | TrackBack(2) | 英数・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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